ジョン・フルシアンテ

最近書いていなかったので久しぶりに私が好きなミュージシャンについて書きます。

誰も待っていないかもしれませんが。

今回はジョン・フルシアンテです。

誰それ?って思われる方も多いかもしれませんが、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのギタリストと言えば通じるかもしれません。

レッド・ホット・チリ・ペッパーズも良く知らない方には残念ながら説明することが難しいのですが、取り敢えず書き進めます。

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ略してレッチリは1983年から活動しているアメリカのロックバンドです。

今年で40年ということになります。

とんでもないことですね。

アンソニー(ボーカル)、フリー(ベース)、チャド・スミス(ドラム)、ジョン・フルシアンテ(ギター)の4人バンドで、アンソニーとフリーはオリジナルメンバー、チャド・スミスとジョン・フルシアンテは1989年に加入しています。

それ以降はギター以外は変わらずに現在に至るところがまた素晴らしい。

彼らの音楽を初めて聴いたのは私が高校2年だったと記憶しています。

Under the bridgeが当時大ヒットしていてそれを聴いたのが直接のキッカケだったのですが、当時の印象は「こんなにシリアスな曲を書く一方でなんでこんなに滅茶苦茶な音楽も作っちゃうんだろう?」と言う感じでした。

それくらいアルバム Blood Sugar Sex Magik はバラエティーに富んでいました。

とにかく真剣なのかふざけてるのかがよく分からないなぁと言うのが第一印象だったのです。

その後、ギターのジョンが薬物関係で脱退して新しいギタリストが加入してまたジョンが復帰してとギターが落ち着かないのでした。。

その頃は特にジョン・フルシアンテにもレッチリにもそれほど注目していなかったのですが、二度目の脱退前後にジョンがソロ活動を始めた頃から俄然興味が出てきます。

何しろ2004年から2005年にかけてアルバムを7枚発表しているのです。

7枚!?

ちょっと意味が分からなかったことを覚えています。

あまりに興味深いので全て買って聴きました(笑)

そして2009年に発表されたアルバム The Empyrean が一つの到達点だったかもしれないなぁと個人的には思っています。

その後もソロ活動は続けていましたが、何だかよく分からないものを出しているなぁという印象が強かった矢先に再びレッチリに復帰するのでした。

薬物中毒やうつ病を乗り越えてまだジョン・フルシアンテが音楽を続けていることはある意味で奇跡であり、ある種の希望だと私は思っています。

クリエイティブであり続ける姿勢は真の芸術家然としていますが、何度もレッチリを出たり入ったりしている辺りは相当仲の良い人たちなんだろうなぁと勝手にこちらが嬉しくなります。

とにかくジョン・フルシアンテほど自分のクリエイティビティに忠実に活動する人も珍しいかもしれません。

そんな訳でたまに夜中の誰もが寝静まった夜中にヘッドフォンを装着して割と大きな音でThe Empyreanを聴くのでした。

夜聴くには打って付けの音楽だと思っています。

興味がある方は是非聴いてみましょう。