フットボールの魅力

今回はサッカーのことを敢えてフットボールと言ってみます。

そもそもはイギリスが発祥であり、正式にはassociation footballと呼ぶらしいです。

それをfootballと呼ぶのが一般的で、soccerはアメリカやオーストラリアでしか使われない言葉なのでした。

いかに日本という国がアメリカの影響を強く受けているかを表す好例だと思います。

因みになぜアメリカではフットボールではなくサッカーと呼ぶようになったか?ですが、associationのsociにcerという接尾語が付いたようです。

アメリカでフットボールと言えばアメリカンフットボールなのでした。

バスケットボールもしかりですが、なかなか独特なスポーツを生み出して発展させる国ではあります。

もちろんアメリカ自体そもそもはイギリスの移民たちが作った国なのでルーツは同じと言えば同じですが、独立したというプライドがあるのかもしれません。

アメリカがイギリスから独立した後にフットボールは誕生しているのでその辺も関係しているのでしょう。

何はともあれフットボールは世界中に広まり、世界で最も盛り上がるお祭りであるワールドカップが4年に一度行われるようになりました。

フットボールは何故これほどまでに世界中の人々を魅了するのか?

この疑問を私は常々抱きつつ生きてきました。

で、月並みですが出てきた結論は「キーパー以外は手が使えない」という所に尽きるのでは?というものです。

点もなかなか入らないのですが、実はそこも魅力の大きな一つなのでは?と考えます。

アメリカ人が好きなバスケットボールはバンバンと点が入りますが、フットボールはその真逆なのです。

要するに「不自由であること」に魅力の秘密が詰まっているのかもしれません。

人生って良い事ばかりではありませんし、楽にはなかなか進まないのです。

そんな苦労した先に与えられるゴールが決まった瞬間の快楽。

これがフットボール最大の魅力というか魔力なのです。

稀に8点とか入っちゃう試合があったりしますが、なぜか逆に面白くなかったりします(笑)

違和感を覚えちゃうのです。

そんなことないですか?

手を使わずに足でボールを自由自在に扱えるトッププレイヤーたちは私たち普通の人からすれば神様のように映ります。

その神々たちが世界中から集まって来てガチで世界一を決めるのですから堪りません。

クラブ同士の世界一を決める大会ももちろん素晴らしいのですが、やはり国同士の大会であるワールドカップに熱くなっちゃうのは古い人間なのかもなぁと思ったりもしますが。

何はともあれ今日のコスタリカとの一戦が楽しみ過ぎるのでした。