夏期講習前半がそろそろ終わります。

早いもので7/21から始まった夏期講習もそろそろお盆休みの中断期間に入ります。

ここまでそれぞれが復習を中心に学習を進めてきました。

後半戦は基本的にほとんどの人が予習を中心に進めていけそうです。

2020年の夏を考えると本当に心の底から夏期講習が出来る有難みを感じています。

あの時はどのように進めることがより良いのかにアタマを使わざるを得ませんでした。

悪く言えば出来るだけマシな状態を目指さざるを得なかったのです。

あの時のことを考えると時間を贅沢に使えています。

それが故にどうしても無駄な時間が生まれているような気もしているのです。

人間は本当に現状に甘んじてしまうもので、軽く自己嫌悪に陥ったりします。

緊急事態など追い込まれた状況だとより知恵を振り絞り頑張れちゃうのかもしれません。

大学生の頃に読んだ坂口安吾の「堕落論」をこんな時に思い出します。

四半世紀以上前に読んだので細かい部分は覚えていませんが「戦争中、人々は実に生き生きしていたのだ」と坂口安吾は書いていたと記憶しています。

徹底的に破壊された東京の様をそのように書いているものを私は見たことがなかったのでかなりの衝撃を受けた覚えがあります。

当然戦争を賛美している訳ではありません。

そんな短絡的なことが書かれた本ではなかったと記憶しています。

人間本来の性質に対する坂口安吾流の考察が延々と綴られていたような気がします。

これを機に読み直してみようかなと思ったりもします。

話を戻します。

追い込まれた状況を常に忘れないようにしながら生きようと思います(笑)