先日行われた神奈川県公立高校入試の合格者平均点が明らかになりました。
昨年の合格者平均点301.2点は2013年度の入試制度変更後で最も高いものとなりました。
コロナ休校の影響から社会の難易度が下がったことが主な理由でしたが、今回の287.6点は2年前の288.3点とほぼ同程度に戻ったことになります。
2020年度…57.7%
2021年度…60.2%
2022年度…57.5%
入試制度が変更になってからおよそ10年が経ち、神奈川県の公立高校入試の平均点は55%から60%辺りをうろついてきたことになります。
テストを作っている人々がこの辺の平均点を狙っていることは明らかだと思います。
制度が変更になる前は69%くらいだったことを考えるというまでもなく全く別物になってしまいました。
この傾向はよほどのことがない限り変わらないのだと思われます。
19年間神奈川県の公立高校入試を見続けてきましたが、今が最もバランスがとれているのではないか?と私は思います。
難しくなる前は中3の夏に塾に入ってきても何とか対応していましたが、今やそんなことはほぼ無理です。
早めの準備をして欲しいものだと切実に思います。