1月11日のブログでサピエンス全史の上巻を読み終わったと書いているのでそこから一か月以上が経ち、ついに下巻も読み終わりました!
いやー!時間がかかり過ぎですね。
こんなにかかるつもりはなかったのですが、かかっちゃいました。
宿題をちゃんとやって来ない子の言い訳のようですが、途中で「鬼滅の刃」を読み始めたのがかなり効きましたね(笑)
で、最後まで読み終わった感想を早速書こうと思って気が付いたことは、月並みですが「一言では言い表しがたい内容」ってやつでして…
そもそも著者のユヴァル・ノア・ハラリと言う人はどんな人なのでしょう?
ググってみると、まずイスラエルの歴史学者とあります。
イスラエルと言うことはユダヤ人なのでしょう。
この時点で既に興味をそそられます。
また、ヘブライ大学歴史学部の終身雇用教授とあります。
ん?終身雇用教授ってあるの?初めて聞いた!
フェイスブックの創始者であり現CEOでもあるマーク・ザッカーバーグによってサピエンス全史が紹介され一躍世界的に有名になった。
それは影響力が凄そうです。
そんなにとんでもない本を今更読んで盛り上がってるのも恥ずかしいのですが、気にせずに書きます。
よく「人の一生なんて、人類の歴史から考えると一瞬だ」みたいなことを言ったりしますが、まさにその通りなのです。
この広大な視点と言うかものの見方が非常に重要になってきます。
この長ーい時間の中でたまたま登場した我々ホモサピエンスがいかに様々なものを破壊して来たのか?を描いていますがもちろんハラリの立ち位置はそれを安直に批判するものではありません。
イエスでもノーでもない立場を著者はとり続けるのです。
簡単に何かを批判する言説でないところがこの本の素敵なところなのだと思います。
最終章に近づくにつれてそのテーマは「幸福」に移っていきます。
クライマックスです。
ここに至ってもハラリは分かり易い結論のようなものを提示していません。
上質の文学を読み終わったような感覚を覚えるこの本を私はまだうまく把握しきれていません。
と言うか、把握できるものなのかすらよく分からないのですが。
取り敢えずもう一回は読まなきゃなぁと思っている次第です…
面白いことは間違いないのですが、モヤモヤしている感じが我慢できない人にはおススメできないかもしれませんが。
今日も笑顔で子供たちと向き合います!(無理矢理〆のことば)