応用力をどうつけるか

中学生の数学を一年を通してみている訳ですが、どの単元にも利用(あるいは応用)と呼ばれるものが出てきます。

例えば中3の場合、式の計算の利用であったり、平方根の利用であったり、二次方程式の利用であったりと全ての単元で利用が用意されているのでした。

利用あるいは応用とは数学の場合、はやい話が基本を前提としたいわゆる文章問題がそのほとんどです。

弟が自宅から駅まで歩いてむかった後をお兄さんが自転車で追いかけたり、百の位と一の位を入れ替えたり、昨年の生徒数の5%減少した今年の生徒数だったりを考えるアレですね。

こういった類の問題が出来るか出来ないかはテストで7割以上とれるかどうかを左右します。

出来た方が良いに決まっていますので当然練習する訳です。

ここですんなり出来る人となかなか出来ない人に分かれてしまう原因て何なんだろうかと考えてきました。

一口で読解力と言うのも何だか違うような気が薄々しているのです。

と言うのも国語の読解問題が良く出来ているにもかかわらず、これらの問題が苦手な生徒や逆のパターンも見てきたからです。

国語の読解は苦手なのに数学がめっちゃ得意なケースです。

どういうことなのでしょう?

数学の利用あるいは応用問題で必要になる力って実はいわゆる国語の読解問題で必要とされる力とは別で書かれた日本語を式に変換する力なのでそこまで深く日本語を味わう力は必要ないのかもしれないのです。

要するにパターンをたたき込むことである程度は乗り越えられちゃうはずだと考えます。

そんなことを考えながら今日もせっせと一次関数の利用や二次関数の利用をやっている生徒たちと格闘しているのでした。

うんうん考えることは何かの役に立つはずです!