サッカーでの強度から勉強について考えてみました

「勉強したのに…」

テストが返ってきて、その結果が思うようにいかなかった人の中でよく出るセリフに上のような一言があります。

「勉強したのに…」

確かに勉強したのでしょう。

ただ、よーく見てみると人それぞれで勉強の強度が違うのです。

サッカーでは強度という言葉を見かけます。

英語で言うとインテンシティ(intensity)です。

簡単に言えば「力強さ、激しさ」ということになるでしょうか。

日本代表チームを率いたザッケローニさんがよく使っていたことから日本のサッカー界で広まった言葉かもしれません。

例えば日本からドイツに渡った選手が「日本とは強度が全然違う」などと発言しているのを目にします。

サッカーで言う強度は、球際での力強さであったりスピードを指します。

サッカーは一点でも多く点を取った方が勝ちです。

そのためには必死で点を取りにいき、死ぬ気で失点しないようにゴールを守ります。

勉強のテストも実は同じかもしれません。

一点でも多く点を取り、失点をしないようにする。

海外のサッカーを経験した選手が口を揃えて「練習から本気で削ってくる」と言ったりもします。

サッカーにおいて「削る」とは反則ギリギリでボールをとりに来ることを表現する時の動詞です。

必死さの表れなのでしょう。

のんびりしていたら、回りの選手に追い抜かれてしまう。

テストで「100点とりたい!」と本気で言ってる子はガチで同じ問題集を3周は勉強しています。

一度解いた問題をあと2回はやっているのです。

テスト範囲の中でどの問題が出されてもOKな状態を目指しているのです。

そこまでやっていない人に限って「勉強したのに…」と呟いている気がします。

このような発言を出来る限り減らそうとあわよくば無くそうと思いながらセルモ大磯国府教室はこの4年間やってきました。

良くなってきましたが、まだまだだと思っています。

理想は全員が問題集を3回解き直していて、100点を目指している状態です。

サッカーで言えば、本気でワールドカップを取ろうとしている集団という事になるかもしれませんが。

かなり大袈裟な例えですが、理想は高く持ちたいです。