こんにちは!ヨメです。ヨメがやりたい事の一つに子ども達への「お金の教育」があります。
室長もヨメも「お金の教育」など受けてきたことがありません。多くの場合はご家庭で「お金に関する話をするか」というところによると思います。
ヨメの実家は「お金」のあれこれが家庭で話される家でした。両親がお金について話し合い、時にはケンカ(笑)、父親のお給料がいくらか、生活費がいくらかという会話が日常でされていました。
逆に室長の実家は「お金」の事に関してはほとんど口に出さない、むしろ、口に出す事は好まれなかったそうです。
日本はお金に関する事を口にすることは「下品」であると、いまだに思われる風潮があります。
よって、お金の教育もされてきていませんし、「子どもの前でお金の話はやめよう」というご家庭が多いのでは。
私は、この考えがとても不思議であり、変えていくべきだと思っています。
お金が関係ない人って、この世界にはいません。
以前、生徒たちにお月謝の請求書を渡したときに、ある生徒から「月謝って、なんですか?」と聞かれたことがあり、ビックリしました。
塾に通うってことは、保護者様が働いて、所得を得て、そのうちの何パーセントかを、教育費にあててくれているということを全く意識したことがない生徒もいるようです。
特に、今はお給料も、お月謝も振込、引落のところが多く、実際に「お給料袋」「お月謝袋」に入れて、もらうことはとても少なくなりました。
本当は「これが、今月のあなたの塾代」と見せて、生徒本人が塾に手渡せることが、「お金を払っている重み」が感じられて良いのでしょう。
紛失防止のため、うちもお引落にさせていただいておりますが。
海外の(どこの国だったか忘れました)高校では、投資について学校で学習するそうです。投資をしている人の割合も日本は断トツで低いというニュースを聞いたことがあります。
中3の生徒は、銀行に預金すると、銀行に大きな金庫があり、そこが貯金箱みたいにお金を保管してくれていると思っていました。銀行=貯金箱なので、銀行に預金すると、利息がつくことも知りませんでした。(今現在の銀行の普通預金は、利息はほぼないに等しいので、貯金箱と同じようなものですけど)
銀行は預金してもらったものを、投資して増やしたり、融資して利息を受け取ったりして、そこから、預金者へ利子を払うんだよ、だから、預金すると僅かだけどお金が増えるんだよと話すとビックリしていました。
子供たちの多くは「お金欲しい!」と思っています。理由はお金があれば欲しいものが買えるから。だけれど、そのお金が世の中でどのように回って、どのように増えたり、減ったり、自分(親御さん)の手に入るのか、あまりにも知らない。
私も、本当にここ数年で、マネーリテラシーの重要性に気が付いたので、エラそうな事なんて言えません。地道にちょこちょこと勉強しています。
私がよく参考にしているのが「大河内薫さん」という税理士さんのYouTubeやVoicy。「お金の教育を義務教育に」という考えをお持ちで、学校などで講演されたりしています。
ちょうど最近の東洋経済オンラインの記事に大河内さんがお話しされているものを見つけました。『「お金の教育、なぜ必要?」日芸出身の税理士が語る』
うちもいずれお招きしてお話してもらえるくらいの塾になりたい!
お金の話は色々な切り口があり、とても、ここでまとめきれませんが、是非、ご家庭でも算数に関わる「割引」「おつり」「仕入れ」「利益」なんて話や、高学年になったら「利子利息」「銀行とは」「お金を稼ぐって?」みたいな「働く」「貯める」なんてことに関連するお金の話をしてみて下さい。
お金はあくまでも道具なので、生きた使い方を私たちがする事が大事。お金にコントロールされるのではなく、私達がコントロールできる知識を、私も含めて学んでいきたいですね。