アメリカ大統領を決める選挙が11月5日にあります。
日本でも先週、衆院選がありました。
選挙が行われる度に話題になるのが投票率。
今回行われた衆院選は投票率53.85%で戦後下から3番目に低いものだったようです。
因みに最低は平成26年(2014年)の52.66%で2番目は平成29年(2017年)の53.68%ですからここ10年で最低ラインを行ったり来たりしていることになります。
逆に最高は昭和33年(1958年)で76.99%です。
この年に長嶋茂雄が読売巨人軍に入団し、東京タワーが完成し、明仁皇太子が御婚約したようです。
ずいぶんと世の中が明るくなり始めていたように推測されます。
この年の総人口が9,176万7,000人だったらしいのでまだ1億人以下だったことも今の私たちの感覚からすると少し新鮮です。
恐らく昭和33年の日本人と令和6年の日本人には相当な違いがあるのかもしれません。
良くも悪くも夢があったのかもしれないなぁと想像します。
政治に対しても夢があったのでしょう。
この政党、この政治家にならば私たちの生活を任せられると希望を持っていたからこそ、忙しい中でも77%近い有権者が投票所に足を運んだのでしょう。
ただ、よく見ると平成2年(1990年)の投票率も73.31%と決して低くないものでした。
この当時私は高校一年だったはずです。
ここから投票率は下がり始め平成21年(2009年)に69.28%と盛り上がったのを最後に50%台をウロウロしているのでした。
因みに2009年に自民党から民主党に政権が移ったのです。
投票率が上がると自民党が一人勝ちすることは難しくなるのは歴史が証明しているのでした。
そんな中で今回の結果はかなり衝撃的でした。
低投票率でも自民党が議席を大幅に減らしたという事実は良くも悪くも我々の一票が計り知れない力を持っているということです。
ということで私にできることはここにいる子供たちに選挙の大事さを地味に伝えることなのでした。
もちろん強制はできませんが…