例えばある有名人がお亡くなりになり、その方の年齢が仮に49歳だとします。
私は率直にそれはあまりにも若すぎると思うのですが、こと自分の年齢に置き換えてみると途端によく分からなくなります。
自分はいったい若いのだろうか…
何のこっちゃと思われるでしょうか?
もう一つの例として自分の靴のサイズと他人の靴のサイズはどうでしょう。
例えばとある生徒の靴が置いてありそれが28㎝だとします。
大きいなぁ~と自分は感じるのですが、全く同じサイズの自分のスニーカーを見てもさほど大きく感じません。
大きいと言えば大きいけど…
或いは自分が今まで着ていた服を講師にあげたことがあります。
後日それを着てその講師が現れた時に感じる違和感。
あれ?自分の服って思ったよりも悪くなかったなぁ。
あげちゃったのはちょっと勿体なかったかな?なんて思ったりして…
自分のことって意外とよく分からなくなるものです。
客観的視点とかメタな視点と口では言いますが、実際にそのような視点でものを見ることは思った以上に難しいのかもしれません。
それは恐らく親子関係にも似たような構造がある気がしています。
簡単に言うと「自分の子供に勉強を教えようとすると感情的になり、仕舞いにはけんかになってしまう」という現象です。
夫婦喧嘩なども原因は同じかもしれません。
対象との適切な距離感をうまく取れないということなのでしょう。
あまりに対象との距離が近すぎるために問題が生じてしまうのです。
自分という最も近しい人のことが本当は一番分からないのと同様に身内のことは近すぎてぶつかりやすいのです。
そんなこんなで意外とこちらにお子様をお任せいただく時にそういった話が出ることは多かったりします。
今まではお父様が教えていたにもかかわらず、あまりにもバトルが絶えないのでもう限界だから…
その辺もよく理解した上でお子様と接しないといけないところが肝だったりします(笑)
お任せください!