ジム・ジャームッシュが好きな理由

今回は完全に勉強とは無関係の趣味の話を書きます。
本当に申し訳ございません。
たまにはいいですよね?

ということで、私は映画が昔から大好きです。

好きな映画作家を一人だけ挙げなさいと言われたら迷いなくジム・ジャームッシュと答えます。
もちろんそんなことは誰も私に言ってきませんが。

では、何故私がそれ程までにジム・ジャームッシュが好きなのかを述べたいと思います。

そもそもジム・ジャームッシュって誰なの?と言う方のために簡単に紹介。
以下、Wikipediaを参照。

1953年1月22日、オハイオ州カヤホガ・フォールズに生まれる。母親はアイルランド人とドイツ人の血を引いており、『Akron Beacon Journal』で映画の批評を執筆していた。父親はチェコ人とドイツ人の血を引いており、グッドリッチに勤務していた。

ノースウエスタン大学でジャーナリズムを専攻し、コロンビア大学で文学を専攻した。パリで10か月間を過ごしたのち、ニューヨーク大学で映画を学んだ。1980年、『パーマネント・バケーション』で長編映画監督デビューを果たす。

『パーマネント・バケーション』はニューヨーク大学の卒業制作だったにもかかわらず、劇場公開されているところがかっこいいのですが作品自体は個人的にはそこまで好きではないです。
理由はあまりにも芸術的すぎて退屈だからです(笑)
ストーリー性がほぼ無いです。

その後の監督作品には、『ストレンジャー・ザン・パラダイス』や『ダウン・バイ・ロー』、『ミステリー・トレイン』、『ナイト・オン・ザ・プラネット』、『デッドマン』、『イヤー・オブ・ザ・ホース』、『ゴースト・ドッグ』、『コーヒー&シガレッツ』、『ブロークン・フラワーズ』、『リミッツ・オブ・コントロール』、「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」などがある。

これら数々の作品に共通していることは、全てがジム・ジャームッシュのオリジナル脚本であることと。また、特筆すべきことはハリウッドの映画製作とは一定の距離を置き続けていることです。

アメリカ映画でありながら作品の内容は極めて非アメリカ的であり、カンヌ映画祭やベネチア映画祭で好まれる作風です。

どの作品も主人公は普通の人々です。下手したら普通以下の冴えない主人公が淡々と日々を送っていくパターンが多いところが一つの魅力と言っていいでしょう。

冴えない弱い登場人物たちは特別に何かを成し遂げることもなく、あっと驚くドンデン返しもありません。

このアンチクライマックスな作品が世界中で愛され高く評価される最大の理由はいったい何なのか?

私は常々考えてきました。(もちろん誰からも頼まれていませんが)

恐らく、優しいまなざしなのだと思います。

なんじゃそりゃ?と思われる方は是非どれでもいいのでジム・ジャームッシュ作品を見てください。

とにかく優しさに溢れているのです。

会ったことは当然ありませんが、間違いなく優しい人なんだと勝手に確信しています。

私の好きな映画の基準は、その映画作家の優しさが伝わってくるものなのかもしれません。

今、何となく思いました。

この世界を優しいまなざしで見ていることが映画を通してありありと分かることが最も大切なのかもしれません。

ということで私がジム・ジャームッシュを好きな理由を書きました。

この他にも好きなことをたまに書かせていただきます。

よろしくお願いいたします。