夏休みの宿題と普段の宿題の違い

例えば、週に一回数学の授業があるとします。

次の授業まで一週間。

そんな時に私は宿題を毎日やってもらうつもりで出します。

毎日というところが重要です。

一番ダメなのは全然やらないという人。

次にダメなのは最後の日に全部やっつけ仕事のようにやるという人。

で、その次にダメなのは早めに全部やっちゃう人です。

え?早めにやったらダメなんですか?と言われそうですね。

私はダメだと思っています。

目的が宿題を早めに終わらせることになってしまうと学力をつけるという目的から完全にズレます。

これって意外とありがちな勘違いなのです。

なぜそんなことが起きるのか。

恐らくですが夏休みの宿題が遠因ではないかと推察します。

夏休みの宿題って早めに片付けた方が素晴らしいと思われています。

これも本来はコツコツ夏休み全体を使って仕上げるべきなのかもしれませんが。

特にドリル系は。

早めに夏休みの宿題を終わらせる人=優秀な人

という価値観が一般的です。

この価値観が塾の宿題にも当てはめられると少々違うかな?と思う次第です。

これはあくまでも私の価値観なので共感していただける方もいればそうでない方もおられるでしょう。

私が考える宿題の目的は学力や知識の定着です。

そのために必要なので宿題を出します。

宿題はやっつけることが目的ではなく、学力をしっかりさせることもっと簡単に言えば忘れないようにすることが目的なのです。

ここさえ理解してもらえていれば問題はないはずだと考えます。

初めてお会いした時に面談の席で一番説明に時間を割くのはここです。

ここに共感していただけるかどうかが大きな鍵と言えるでしょう。