中学校の教科書が改訂されて早いもので次の春で3年目になります。
3年前しきりに言われていたことは「英語がヤバいことになる」とか「仮定法、原形不定詞が中3に降りてくる!」とか「単語量が半端ない!」と言ったものでした。
どれも危機感を煽るものが多かったと思います。
実際にどれくらいヤバいことになったのか?なっているのか?を現場レベルで感じていることをそのまま書いてみます。
そもそも英語に関しては以前から得意な子と不得意な子はいました。
小学校時代にいわゆる英会話を習っている子の方がうまくいく可能性は高いと思います。
ただ、そうでなくてもやるべきことをやっていれば問題は無かったと思います。
基本的にはここに関しては同じです。
やるべきことをやっていれば問題ないという点では。
個人的に小学生に英語を仕込んでいく段階で最も気を付けていることは以前から変わらず「英語嫌いにならないこと」です。
ではどんな事が原因で英語が嫌いになってしまうのか?
あくまでも私の経験上ですが「単語が覚えられない」「単語を覚えたくない」「何でローマ字を覚えたのに…」と言った感じです。
要するに単語が原因なのでした。
で、教科書改訂で何がどうなったか?です。
単語が以前よりも増えました。
改定前に比べてざっくりと500語くらいは増えているのです。
と言うことで、最も今回の教科書改定でキツいのは単語でした。
これは本当にジワジワきます。
え?そんなのまで覚える必要あるの?というものも混じっていますがとにかく単語数が多いのです。
あくまでも私見ですが英語嫌いになる原因は単語で、その単語数が増えているとなれば英語嫌いが増える可能性は高まります。
その結果、出来る子と出来ない子の格差は以前よりも確実に大きくなっていると感じるのでした。
ということで中学進学を控えた小6の人で英語がまだ準備できていない場合は今が重要かもしれないというお話です。