サッカーと数学の類似性

以前にも同じようなことを何処かで書いたかもしれませんがワールドカップも相まって再び書きます。

サッカーと数学の類似性。

サッカーはゴールネットをより多く揺らした方が勝ちますが、そこに至るまでのプロセスが肝心です。

ドイツ戦で浅野選手が挙げたゴールが典型例ですが、効率の良さでは天下一品のフィニッシュがあれだと思います。

要するにキーパーやディフェンスの選手から縦パスが一本入ってそれを前線の選手がピタっと収めてズドン!ってやつです。

本当に無駄がないゴールでした。

面白みは無いかもしれませんがこれは究極に近いものだと思います。

因みに究極はゴールキックがそのまま相手のゴールに入るパターンですがトップレベルではまず不可能です。

で、数学に話しを移します。

計算問題を解く場合に私が最も大切にしていることは無駄がないことです。

解までの最短距離を瞬時に考え出すゲームだと思えば分かりやすいかもしれません。

ただ、そんな簡単に考え出せないのも事実です。

ではどうすればいいか?

答えは簡単です。

練習あるのみ。

サッカーも数学も練習が一番大切なのです。

先日惜しくも引退を迎えた中村俊輔氏は現役時代とにかく練習を大切にしていました。

我々から見ればスペシャルな選手であった彼の口からよく聞かれた「うまくなりたいから練習する」と言う言葉は印象的です。

トップレベルであればあるほど練習しているのでした。

無駄をそぎ落としたシンプルでスピーディーなサッカーを実現させるベースには血のにじむような練習があり、数学の解法を瞬時に見極めるためにも練習が不可欠なのです。

そこに気付けるかどうかが一番大切なのかもしれません。