とある社長の一言

私がこの業界に入る時にとある会社の社長から面接時に言われた言葉を今でも覚えています。

「塾で働いていると悲しみと喜びが同時にやって来るんだよ。それに耐えられるかどうかがこの仕事を続けられるかどうかに関わると思う」

細かい部分は違っているかもしれませんが、ほぼこのような言葉を呟かれました。

本当にボソッと言われたこの言葉が妙に印象的でずっと心に残っているのです。

ことあるごとにこの言葉を思い出しながら、気が付けば19年近くが経とうとしています。

今回の高校入試ほどこの言葉が身に染みた時はなかなかないかもしれません。

喜びと悲しみが同時に自分に迫ってきました。

全員を志望校に合格させられなかったのです。

開校時に入会してくれた当時小6だった生徒さんが鎌倉高校に合格してくれたことは大きな喜びでした。

最後までギリギリ志願変更するかどうかで迷いに迷って、学校の前までお母様と行った末に思いとどまって藤沢西高校に受かった子がいました。

かなり厳しい自己採点結果だったものの、蓋を開けてみれば実際は20点アップして茅ヶ崎高校に受かった子もいました。

まるで東大に受かったかの如く喜んでいたとお母様から聞いた私も実は連絡を受けた電話口で号泣しました。

それでも受からせられなかった生徒さんのことを思うとこのブログに何を書くべきなのかしばらくの間悩み続けました。

そんなナイーヴなことを言っていたらこの仕事は出来ないよと件の社長に笑われるかもしれません。

しかし今回の結果は本当に言葉を失うくらいの衝撃を自分に与えました。

次は絶対に全員を行きたい学校に行かせなければ。

今日からブログ更新を再開します。