ワールドカップ狂騒曲

サッカーの日本代表がワールドカップに出場しようが出場しまいがどっちでもいいよと言う方には大変申し訳ないことをここからは書きます。ご了承いただければ幸いです。

という事で、サッカー日本代表がなかなかしんどい状況です。

何がどうしんどいのかと言いますと、ワールドカップに出られないかもしれない可能性が今までになく高まっている状況であります。

私が小学生の頃なんてむしろサッカーのワールドカップは日本代表が出るものと言う意識はこれっぽっちもありませんでした。

そんなの出られるわけないじゃん!(笑)

私たちの意識に少しずつ変化が出始めるキッカケを作ったのは何と言ってもJリーグの幕開けでした。

これは本当に大きかったのです。

ワールドカップがただテレビで見るものから自分の国の選手が参加しているのを見るものになりました。

仮にオリンピックに日本が参加していない状況を想像すれば、27年前のワールドカップがいかに日本人にとって感情移入しづらい他人事だったかが分かると思います。

フランスワールドカップ出場を決める最終予選は本当に壮絶でした。

成績が振るわないことを理由に加茂周監督が更迭され、その代わりに監督代行に抜擢されたのが当時コーチだった岡田武史さんです。

誰だよ?そのメガネは!大丈夫なのかよ?

みんな好き勝手に言ったものです。

結果としてはマレー半島の最南端の地ジョホールバルで奇跡的にイランに勝利した日本代表は史上初めてサッカーのワールドカップに出場したのでした。

1998年フランス大会の結果は予選リーグ敗退とほろ苦いものでしたが、皆が思っていたほどの得点差もつかず岡田ジャパンは善戦しました。
ただ、あまりに守備的になり過ぎるサッカーは正直言って面白みには欠けるものでした。
当時は出るだけでも大したものだ状態だったのでそんなことを言う人はあまりいませんでしたが。

その次は日韓共催大会だったので予選無しでワールドカップに出場し、トルシエ監督のもと悲願の決勝トーナメント進出を実現したのです。
それが2002年の話ですね。

2006年のドイツ大会は神様ジーコが監督となった日本は選手個々人の自主性を重んじる自由なサッカーを標榜して、見事3大会連続でワールドカップ出場を決めました。
前評判がすごかった割に本大会ではその実力が発揮されず、予選リーグ敗退の悔しさを味わいました。
バカみたいですが、本気で悔しかったです。
まだ、神様の直接指導は早すぎたのか?と真剣に議論し合ったものでした。
可愛いでしょ?

そして、オシム監督が日本代表を率いることになりチームは新たなる段階に上がっていこうとしていた矢先でした。
オシム監督が病に倒れるのでした。
脳梗塞です。
2010年ワールドカップ南アフリカ大会の予選中でしたが、ここでまさかの岡田監督再登場となったのでした。
散々岡田ではだめだと叩かれたましたが、本大会は見事決勝トーナメント進出を実現しました。
個人的にはこの頃川崎にとばされました。
オシムさんはまだご健在でサッカーに対する情熱も未だに燃やし続けているご様子です。

2014年ブラジル大会は日本のサッカーを世界に見せつける!優勝が目標です!とかなり景気のいいことを言っていた割には予選リーグ敗退の憂き目にあいました。
ザッケローニ監督は結果が芳しくなかった割には日本人にその後も愛されているところが少々不思議ではありますが、最終的には人間性なのかな?と思ったりもします。

そして前回大会が2018年のロシア大会でした。
この時はブラジル大会のうっ憤を晴らすために本田圭佑や長友佑都らは息巻いていました。
監督はハリルホジッチ。
本大会進出を決めたにもかかわらず、本大会前に解任されるという前代未聞の状況になり西野朗監督でロシア大会を戦うことになります。

この時もあーだこーだ言われまくりましたが、結果的には決勝トーナメント進出を果たすのでした。

このようにザーッと振り返ると確かに日本人が監督やった時の方が成績は良いのです。

その流れを受けて満を持して抜擢されたのが森保一、通称「ぽいち」でした。

朴訥としたあの喋りで呼び名が「ぽいち」ですから、日本人からのウケは悪くなかったのです。
オマーンとサウジアラビアに負けるまでは…

ここから先は未知の領域です。

監督を替えるべきなのか?続投させるべきなのか?

to be or, not to be

ハムレットさながらに日本中が揺れ動いています。(あ、あくまでもサッカーファンは、ですよ)

まぁ、順風満帆ではみんなが飽きるからネタの提供としては最高なんですけどね、ぽいちって。
陰ながら応援してます!