目標は姉に追いつくことでした。

私は中学生の頃、塾に通っていませんでした。

塾には通っていませんでしたが、最終的に成績は良かったです。

中3の時はオール5でした。

中3の英語の定期テストは全て100点だったと記憶しています。

自慢ぽく聞こえたら申し訳ないですが、相当頑張りました!

自分以上に頑張ってるやつはいないだろうと思うくらいやってました。

では、なぜそんなことが出来たのでしょうか?

答えは単純です。

一学年上の姉の学年順位が1位だったからです。

おまけにマラソン大会も1位でした。

埼玉県は公立中学校に入ると全員が北辰テストというものを受けさせられ、学年順位やクラス順位、県内順位まで出されていたのです。

小学校まではボーっとしていた健太郎少年も、中学に入った時に今までとは何かが違うことにしばらくして気が付きました。

先輩や先生が自分に注目していることに気付いたのです。

「あれが聡子の弟だよ」と皆が自分に注目している気がしたのです。

もちろん聡子とは姉の名前です。

そんな中で北辰テストが行われ、しばらくして結果が返されました。

学年順位は118位でした。

118位。

今でもはっきりと覚えているのですから、相当ショックだったのだと思います。

一学年が360人越えのマンモス校だったので、半分よりは上です。

人によってはまぁそんなもんでしょうとなるところですが、私の場合はそうもいきません。

何しろ、姉が1位だということを聞いていましたから。

取り敢えず、この結果に関しては机の奥にそっと隠しました。

鍵もかけました(笑)

母は何も聞いてきません。

もちろんテストがあったことも返却されていることも知っていたはずです。

でも何も聞いてこなかったのでした。

ありがたかったです。

ここで考えました。

このままではこの学校での居心地が悪すぎる

成績を上げねば!

ではどうする?

姉ちゃんに相談してみよう!

で、早速聞いてみました。

すると姉はあっさりと言うのです。

やったことをしょっちゅうやり直して忘れないようにすればいいんだよ。

そのような趣旨のことを教えてくれたのです。

英単語などは一ヶ月おきに総復習しろというのです。

え?そんなに簡単に言うけど、できるのかな?

ドンドンやること増えるんじゃないの・・・

初めは半信半疑でしたが、言われるがままにやってみました。

取り敢えず定期テストのたびに、クラス順位が出ていたので毎回目標を定めてやってみました。

やったことを忘れないようにすることを目的とした行動は思いの他シンプルでした。

姉と比べられたくない!という思いだけで必死にやっているうちに成績は面白いように上がりました。

一年後の北辰テストは学年順位が15位まで上がったことを覚えています。

ここまでくると姉との比較はそれほど意識しなくなりました。

中3の時は学年順位を2位まで伸ばせたと記憶しています。

どうしても超えられない壁はサイトウ君という子でしたが(笑)

そんなこんなで塾に通わなくても成績をとれたので自信を付けたわけですが、高校で落とし穴が待っていました。

それに関してはまたそのうちに書きます。

とにかく一番言いたいことは、達成したい目標があれば勉強するよね?ということです。

私には幸い姉と言う大きな壁があったことでそれを目指しました。

人それぞれ何かしらの目標を自分で設定して、それにチャレンジすることが大切なのでしょう。

自発的であることが何よりも大切だとも思います。