数年前に西湘地区に引っ越してきてから髪を切ってもらっている美容師さんがいます。
一度この人と決めたら余程のことがない限り替えません。
ずっと同じ人に切ってもらいます。
理由はどう切って欲しいかをいちいち伝える手間が省けるからです。
「いつもの感じで」と言えばそれで終了。
後は適当に会話をしている間に一丁上がりです。
最も長かったお店は14年。
その店長さんが引退されたのでやむを得ず店を替えざるを得なかったのです。
私は男性の店長さんに切ってもらうことを好んできました。
経験的にそれほど話過ぎず技術もしっかりしている方が多いのでそうしています。
女性ではなく男性である理由は単純に男同士の話が出来た方が気楽だからです。
高校が男子校だったことも少なからず影響しているかもしれません。(してないかな?)
今切ってもらっている方も男性の店長さんです。
その店長さんがいつかの会話の中で来宮神社と伊豆山神社を強く勧めていたことが頭の片隅にずっと残っていました。
そのうち行かなきゃなぁと思いつつ時間が経っていたのです。
よし!行ってみようと思ってついに先日行ってみました。
西湘バイパスと真鶴道路を使えばあっという間のドライブです!
二つとも行きましたが、それはそれは素晴らしい神社でした。
特に伊豆山神社のロケーションは最高です。
何段も続く階段を上った先に本殿があり、眺めが本当に抜群でした。
15年以上前に読んだ「アースダイバー」(中沢新一著)と言う本があります。
この本は非常に興味深いものなのですが、その中で神社について書かれた下りがあり今でも印象に残っています。
要約すると以下のような感じになります。
縄文時代の頃は岬の突端は神聖な場所、神が宿る場所と考えられていた。
その頃の古地図と今の地図をトレースした時、今神社がある辺りは見事に岬の先っぽと重なる。
かつては今よりも海が迫っていてリアス海岸が多く現在は陸の部分も多くは海だった。
神聖な場所は人間が手を加えることを避けてきたためにそのまま3000年以上の時を超え、神社として残っているのだと。
この本を読んでから、神社への考え方が変わりました。
確かに神様が宿っているところをいじったらダメな気がします。
祟りとか起きたら怖いですから。
そもそも神が宿っているかどうかは分かりませんが、脈々と神の存在が信じられてきたことは事実です。
来宮神社も伊豆山神社も海が近いです。
我らが六所神社も川勾神社もしかり。
何ともロマンあふれる話じゃありませんか?
もちろん今回の参拝で合格祈願はバッチリしましたよ!
今、中3の生徒が目の前で頑張っています!