私は昨年の春から二宮の消防団に所属しています。
器具操法という消防の基本を何とか身につけたものの昨年の11月、私はある一つの壁にぶち当たりました。
それはマニュアル車の運転でした。
いわゆるポンプ車(赤いあのクルマ)は基本的にはマニュアル車が一般的なようです。
わが消防団のポンプ車も当然のようにマニュアル車なのでした。
30年近く前にマニュアルで免許をとったものの実はマニュアル車を運転する機会が皆無だったのです。
11月の秋の火災予防運動の際にポンプ車運転デビューする予定だったのですが、あまりにブランクが長く心もとない状態だったのでデビューできませんでした。
久しぶりの屈辱です。
この類の感情は本当に久しぶりでした。
あ、俺は他の人ができることができないのか?
この気持ちをこの歳で味わう事って意外と無いかもしれません。
ひょっとしたらこういったものを自分は求めていたのかもしれないなと思い至りました。
何でもできると思い込んでいてはいけないのです。
できないという事実は確かに受け入れがたいものですが、それは同時にある種の刺激を味わう事でもあります。
これは一丁やってやらなければなりません。
そんなこんなでマニュアル車の練習をしないとなぁと思っていた矢先に先輩のカワイさんのお知り合いの軽トラで練習させていただけることになりました。
しかも2トン車までご用意していただけることに!
ほとんど人が来ない玉ねぎ畑の周りの道を2時間半みっちりやらせていただき、かなり運転の流れを思い出すことに成功しました。
昔頑張った記憶は体に刻まれていた訳です。
そんなこんなで春の火災予防運動ではデビューできるのか?
こうご期待です(笑)