合格可能性診断に関して思うこと

昨日はまだ間に合う生徒何人かと面接のチェックをしていました。

前日の自己採点結果から考えて恐らく合格できるか否か?で頭が一杯の生徒の中に一際不安そうな顔をした子がいました。

昨年の合格者平均点やボーダーラインのS1値、今年の合格者平均点は恐らく少し下がるのではないか?

それらを加味した上でもそこまで不安視していなかった生徒なのでちょっと不審に思い、話しを聞いたところ、「○○ゼミナールの合格可能性診断でD判定が出たからです」との回答でした。

自分の内申点、自己採点した結果と志望校を入力して、診断結果が出るというものです。

見せてもらったところ確かにA~Eの5段階の下から2番目のD判定でした。

この結果には首をひねらざるを得ません。

そもそも、今回の平均点が分からない以上、神様でもなければそんな診断は出来ないはずです。

小さな但し書きを読んでみると競争率すら加味されていないのです。

子供たちの不安感に付け込んでこのようなものをばら撒くのはいかがなものかと憤りすら感じました。

それくらい本人はナーバスになっており、翌日の面接に影響しかねない勢いでした。

目的は自塾の宣伝なのかもしれませんが、本当に良くないと思います。

必要以上に辛めの判定を出しておけば、クレームは出ないとの判断かもしれませんが不必要な不安を与えるという意味では「悪質」です。

こんなのあてにならないよー!って笑ってかわせる子だけではないのです。

来年からは止めて欲しいと本気で思いました。