3周することは目的ではなく手段!

「テストまでに一冊の問題集を3周しよう!」

これが合言葉になって段々と定着してきましたが、言葉が独り歩きしている気もしています。

ここで一回落ち着いて、このことについて書きます。

学校のワークなどをテストを受ける前までに3周は必ず解きましょうと言ってきた理由は簡単に言えば「それくらいやれば、だいたい定着するだろう」ということです。

つまり、3周する目的は「定着」させることになります。

テストというのは当然どんな問題が出るかは分かりません。

分かることはテスト範囲からどれかが出題されるということだけです。

どれが出されても対応できるようにするためには同じような問題を多く解くことが王道となります。

因みにこのような勉強そのものが良いとか悪いとかはここでは議論しません。

詰込み型教育は是か非か的なことはまたの機会に。

あくまでもテストで良い結果を出すためのお話しです。

テストで良い点数をとるためには一問も間違えない準備をすることですから、結果的に学校のワークを繰り返し解くことが最も良い対策になります。

テストを作る人は学校の先生であり、その先生が選んでいるワークをやらない手はない訳です。

3周することが仮に目的になるとどんなことが起きる可能性が出てくるか?

よくある事態としては、とにかく3周やったけど、雑にやっていて自分の弱点なども特に考えないために思った結果に結びつかないというやつです。

勉強にしても仕事にしてもとにかく「目的」と「手段」を意識して行動することが大切です。

どう考えても事故が起きそうもない見通しの良い道路で一時停止無視を取り締まろうと物陰に隠れている警察のようなことにはならないようにしたいものです。