今日は本番前最後のテスト会でした。
何とかここまでオミクロン株に屈せずたどり着き、ついに本番まであと二日です。
そんなギリギリのタイミングでテスト会をすることにちょっとしたリスクは感じています。
ただ、それぞれが目指している点数に向かって努力しているので、本番直前のこの瞬間にどのくらいとれるかはやっておきたいところでした。
もしとれなかった場合の精神的ダメージを考えると躊躇する気持ちも当然あります。
その場合も本番でしくじらなくって良かったんだと前向きに考えられれば大収穫です。
実際、ここ最近はとれていた点数が大幅にとれなかった生徒さんが一人いました。
よくよく話を聞いてみたところ、目標点を意識し過ぎた上に最初の科目の英語で緊張からミスをしてそれを引きずってしまったようでした。
この生徒さんの場合、もしものことを考えて目標を少し高めに設定していました。
これが本人には予想以上に重荷だったのです。
実際は目標としていた点数よりももう少し低くても大丈夫なのでそれを伝えました。
これで少し安心してくれたように思います。
これが発見できたことは本当に良かったです。
気が付かず本番を迎えていたら、同じ状況になっていた可能性があります。
30数年前の自分がまさにそうでした。
高校受験当日、数学の時間に頭が真っ白になったのです。
一つのミスをきっかけにパニックになりました。
いつもの点数より何十点も低い点数だったと記憶しています。
最終的に受かったから良かったのですが、本番を想定した練習が足りなかったと思っています。
塾に通っていなかったので今のようなプレテストもやったことがありませんでした。
そんな苦い思い出も手伝って毎年中3のテスト会を本番の直前までやっている気がします。
今日のあの子ならばきっとこの失敗を本番に活かしてくれると信じつつ祈る気持ちでこれを書いています。