強制は是か非か

私がかつて通っていた埼玉県立川越高校は割りとリベラルな学校でした。
はっきり言うと左です(笑)

君が代とか日の丸がどーのこーの言ってました。

とにかく強制に対する抵抗感が強い学校だったと思います。
今はどうなのか知りませんが…

校則も制服もなく、勉強をしようがしまいが個人の自由。

ちゃんと勉強する人は東京大学とかに入りますが、しない人はドンドン堕ちていきます。
結果として浪人率が高いです(笑)

とにかく自由と言うものを飼いならすにはどれくらい意志の強さが必要かを学ぶにはいい場所でした。

やるのも自由、やらないのも自由、その代わり結果は全て自分の責任として受け入れなければなりません。
当然と言えば当然の話ですが。

そして話は一昨日のこと。
2/7(日)13時~19時までを自習室開放することを急遽金曜日にLINEで生徒、保護者全員に伝えました。
いつもはテスト直前の土日を6時間耐久勉強会と銘打ってみんなでテスト勉強をしています。
今回は敢えて突然その前の週の日曜を強制感を薄めて自習室開放しますと伝えてみたのです。

結果として13時ちょうどに来た生徒は4人。
30分遅れる生徒、1時間遅れる生徒、果ては何も言わずに来ない生徒も数人いました。
19時まで勉強していた生徒も4人。
これが自由と言うものです。
強制力がないと自分の欲望に打ち勝つことは難しいのかもしれません。(あ、もちろん家でちゃんと6時間以上やっている人は別です!)

鎌倉も我慢できない連中でごった返していたとか…

話しがズレました。

とにかく何かを成し遂げるためには何らかの強制力を発動しないと難しいのかなぁという話です。

理想はそんなものを発動しなくても各々が自発的に考えて行動ができる状態ですが…

今までに多くの生徒に制服と私服はどちらがいい?という質問をしてきましたが高い確率で「制服!」と言う答えが返ってきたのです。
その理由を尋ねると「楽だから」と言う答えが大半でした。
人間は案外自分の頭で考えて行動する自由よりも人から何かを指示されることを望んでいるのかもしれません…

強制が昔から嫌いな私は今日も悩むのでした。

「室長!勉強したいから早く自習室開放してよー」と多くの生徒が訴えてくる教室にはまだまだなれていないのです。
まだまだ自分の熱意が足りないなぁと反省。

今日も笑顔で子供たちと向き合います!