昨日とても嬉しいことがありました。
小学5年生のある男の子が授業はありませんでしたが、突然現れたのです。
マスクをしているので表情はよく分かりませんが、真剣な眼差しなのは分かりました。
「どうしたの?」と恐る恐る尋ねてみます。
「テスト持ってきた」息を切らしながらそう言いました。
かなり急いで来たようです。
走ってきた様子。
バッグから算数と国語のテストを急いで取り出しました。
国語は裏表ともほぼ満点。
算数は裏表とも満点。
実は過去にも同じようにテストを持って来てくれたことがありました。
でもその時のテストはクシャクシャに丸められていたのです。
満点を逃した悔しさから丸めたのだそうでした。
決して悪い点ではありませんでしたが、本人は納得していなかったのです。
今回は文句なしの満点。
丸めた形跡はありません。
彼が今回のテストに向けてどれくらい努力しているかは聞いていました。
朝は5時に起きて勉強したよって言ってくれる日もありました。
陰ながら努力していたのです。
去年の8月末に入会してから様々なことがありました。
初めは宿題をやり切ることがなかなか大変でした。
一つ一つ乗り越えてきました。
今では周りの友達に勉強を教えたりしているそうです。
それまではそんなことはなかったそうですから大したものです。
小さな成功体験を積み重ねることで人は自信を付けていきます。
ついに好循環に入りました。
この半年で本当に成長しました。
今後も山あり谷ありだとは思いますが、とても成長した姿にこちらは感動させられます。
この仕事をやらせていただいていて良かったなと思える瞬間です。
今後も彼のようなお子さんを増やして、地域のために貢献できればと思った次第です。
明日も笑顔で子供たちと向き合います!