PC使うけど、ノート書きまくります!

こんにちは!ヨメです。「セルモってノートも使うんですね~。」と言わることが多いです。
PCを使う塾なので、子ども達がキーボードをカタカタやっているイメージを持たれている方が多いのでしょう。

ということで、今回は「ノートに書きますよ!」ということを声を大にしてお伝えします。

授業をしていると、画面をじーっと眺めて考えている生徒が、少なからずいます。特に数学の授業では、その風景はこちらから見ていると不思議としか言いようがありません。

計算なら、問題を写す。関数や図形問題なら、大まかで良いから、グラフや図を描く。いつもここを指導しています。

図やグラフは描くと、イメージを掴みやすく、分かった情報を書き込んでいくと、「あ!わかった!」となることが非常に多いのです。むしろ、PC画面をじっと眺めて、答えが浮かぶなんて、もしかしたら塾に来なくて良いレベルで頭良いのかもしれません。

さらに「じーっと見て」解く生徒は、暗算をしていることが多く、なぜエネルギーと時間を使って暗算したがるんだ?書いた方がよっぽど楽だし、早いし、エネルギー消費も少ないのにと感じます。(暗算出来るぜ!って憧れなんでしょうかね?それとも書くのが面倒なだけ?)

計算問題は、問題を書き写せば、あとはノートを見れば良いだけ。画面をみて、ノートをみて、と視線を移していく必要がない分、間違えも減ります。

さらには「写す」というのは、慣れてくるとある程度のまとまりで覚えて写しているものなので、これも勉強にとっては良い訓練になります。

例えば、写すのに慣れていない子は「2」「+」「3=」のように、まとまりではなく、細かく覚えがち。でもこれを訓練するうちに、ある程度まとまりで捉えられるようになるのです。

描く(書く)ことが面倒が故に、多くの生徒が「試行錯誤」しないのです。自分であーでもない、こーでもないと手を動かして答えを見つけることで、出来た時の喜びも大きいし、記憶するためにも有効だと思っています。

多くの生徒が「間違えたくない」「答えの出し方をすぐ知りたがる」ところがあります。でも、これを克服してこそ、成績は上がるものだと思っています。間違えることは、全く無駄でもないし、恥ずかしくもないと常々言いますが、なかなか根深いです。

うちの塾ではノートを無料で配っています。なぜなら、本当に本当に書いて欲しいから!
タダでもらえるから、雑に使っちゃう生徒もまれにいますが、ノートの取り方も簡単にアドバイスします。本人が書きやすいようにするのが一番ですが、罫線の間にきちんと収めようとスペースが小さすぎて、分数を間違えたり、時にはノートを真ん中で縦に折り線を付けて、無駄なく使ってもらったり。

小5のある男の子は新しいノートになると、表紙にデカデカと算数⑦と書いています。これは結構達成感があるんだろうな~。

うちの生徒がめっちゃ増えて、ノート費用が経営を圧迫しない限り(笑)、書くことの大切さを伝えながら、これからもノートをあげようと思っています。なので、ドンドン手を動かして書いていくんだ!!

現中1のある男の子が、英語始めたての頃に書いていたノート。自分なりに工夫していました。最高!