コロナ禍に思うこと

一年前、セルモ大磯国府教室でマスクを着けていたのは中3の受験生と私だけでした。
ダイヤモンド・プリンセス号が大変なことになるちょっと前のことです。

あの頃、こんな未来が待っているなんて想像もつきませんでした。

国府中の中3お疲れ様遠足が横浜の船上ランチクルーズだと聞き、何だかなーと思っていた矢先にそれが中止になったと耳に入ってきて、あれよあれよといううちに事態はおかしなことになっていきました。

受験生の合格発表も水を差された格好になり、ここでのお疲れ様会もできませんでした。

3月2日の突然の休校措置が決まった時、セルモ大磯国府教室でマスクを着けてくる生徒は数えるくらいだったのに、3月の終わりくらいになるとほぼ全員がマスクを着けるようになっていました。
数名は忘れて来ていましたが…

世間からマスクは消え失せ、手に入れたくても全く市場に出回らない異常な状況。

たかがマスクが手に入らないなんて本当にバカみたいだなと思いながらも、コンビニやドラッグストアに行くたびにマスクを探す日々の始まりです。

近所のセブンイレブンで深夜にマスクが一個だけ売っていた時は幻かと思ったほどです。
需要と供給のバランスが崩れるととんでもないことになるんだと今更ながら痛感しました。

6月あたりからマスクが出回り始めた時は本当にホッとしたものです。

この頃にはマスクをつけない生徒は一人もいなくなり、スーパーなどに行ってもマスクを着けていない率は限りなくゼロに近くなりました。
これがいいとか悪いではなく日本人らしい行動変容なのだと思います。
欧米人がよく日本人の事をディシプリンがしっかりしていると言いますが、まさにその通りなのでしょう。

今でも新型コロナウィルス関連の分からないことは多いです。
あの頃よりは少し分かってきたこともいくつかあります。
「なぜか日本人は欧米人よりも感染率も死亡率も低いみたい」です。

原因究明は非常に興味深いので是非どなたかお願いします!

あとは「飲食をする時に最も感染する可能性が高いようだ」と言う事実も大きそうです。

当初はパチンコ屋が目の敵にされていましたが、なんだか気の毒な気もしなくもありません。
こんな時にパチンコなんかやりやがって…という感情的なものが働いていたのかもしれないなぁと思ったりもします。
映画館も似ているかもしれません。
マスクして黙って映画を見ている分には割と安全かもしれません。
イメージ先行で何かを叩くことは極力避けたいものです。

兎にも角にもワクチンと薬がこんなにも重要でこんなにもすぐにできないという事を知るいい機会になりました。

これからの塾運営や各ご家庭との連絡手段の改善などポジティブな気づきが多くありました。
現在進行形ではありますが、今回の経験を活かしてより良い塾を作っていこうと思っている次第です。

今日も笑顔で子供たちと向き合います!