小学生の頃、将来の夢を聞かれる度に困っていた記憶があります。
そんな時は取り敢えず、「漫画家」と言うことにしていました。
実はそこまで本気でなりたいとは思っていませんでしたが…
その後も「将来の夢」は私の頭を悩ます質問でした。
大学に入り、将来の職業を意識するようになり、何となく広告に興味があったので「広告学校」に半年間通ったりしました。
「広告学校」は当時あった広告批評(マドラ出版)と言う雑誌が主催する学校で、週に一回東京タワーのふもとの機械振興会館で行われていました。コピーライターって何するのかなぁ?と言う程度のノリで通っていましたが、大学の授業よりも面白かったかもしれません(笑)
その後、紆余曲折を経て南青山にオフィスを構える某広告会社に就職します。
3年で辞めた後は国家公務員を目指そうと一念発起しますが、あえなく失敗。
文学部で学んだこととあまりに違う勉強内容だったことも多大に影響していると思われます…
勉強自体は新鮮で面白かったですし、とても良かったのですが合格を勝ち取るに至りませんでした。
そんなこんなで塾の世界に気が付いたら身を置いている次第です。
前置きが長くなりました。
何が言いたいかと言えば、人生の目標設定に比べれば勉強の目標設定はシンプルだという事です。
目標は大事です。
ここでの目標はテストの目標点数に絞ります。
自分で決めた本気の目標であれば、人は本気を出します。
本気を出すことが最も大事です。
勉強のやり方なんて後から付いてきます。(若干乱暴な言い方ですが)
目標を立てる時に大切なことは以下の三つです。
①テストまであと何日あるのかをはっきりと意識すること。
②残り時間を全力で頑張り抜くこと。
③前回の点数から逆算して取れそうでかつ取れたらそれなりの達成感が得られること。
これら三つを踏まえて目標点数を自分で決めるのです。
例えば、今回の期末テストで数学が63点だったとします。
次の学期末テストが2月20日にあるとしたら、あと75日あります。
この75日間を未だかつてないくらい全力で頑張っている自分をイメージするのです。
その上で取れそうでかつ取れたらそれなりに嬉しい点数は何点だろう?と考えてみて浮かんだ点数が目標点です。
間違っても90点とかは避けた方がいいでしょう。
無難に75点くらいにするべきです。
高すぎる目標は達成できない危険性があるので良くないのです。
あくまでも達成可能でかつ嬉しくなければ意味がありません。
たまに65点とか言い出す子がいますが、ちょっと違うと思います。
達成可能でもあんまり嬉しくない点数では頑張りませんから。
面白くもないですし。
とにかく生徒本人の心に火が付いていなければ良い結果にはなりません。
現状の点数から、次回の目標点数を決めてそれを達成し、また次の目標点数を決めてそれを達成してを繰り返していくと最後は100点を目指すところに到達します。
今回の中2でその状況まで来た生徒が増えてきたことは本当に喜ばしいことです。
一人でも多くの生徒がこの循環に入っていくことを私は目指します!
今日も笑顔で子供たちと向き合います!