授業がちゃんと出来ることの有難み

改めて、お子さんたちがここに来てちゃんと授業が出来ることに有難みを感じています。

2年前の今頃はいよいよ塾を休みにせねばならない時期でした。

自粛警察と呼ばれる輩が現れ、世の中は自粛ムード一色だったことを思い出します。

パチンコ屋がやり玉に挙げられていたことも今は昔です。

私はパチンコをやりませんが、聞くところによると今はたばこを吸いながらのパチンコは出来ないらしいですし、対面でもないですからそこまで目を吊り上げて言う事もなかったのでは?と思ったりします。

「スケープゴート」という言葉を久々に思い出しました。

とにかく塾も開校し続けることは難しい局面になっていたのです。

あの時はとにかくヨメと二人で悩みまくりました。

どうすることが適切なのか?

リモートでできるのか?

悩んだ末に私たちが下した結論は「可能な限り予習を進めておいて、休校期間中は復習のための宿題を授業と同じペースで出し続ける」というものでした。

つまり授業を行わないことに決めたのです。

この期間がいつまで続くのか分からないことが最も大きな悩みではありました。

学校が休みであればその間は子供たちは野放しです。

下手をするとゲームを何時間もし続ける子が出てきかねません。

全てを防ぐことは不可能ですが、出来る限りのことはしようと思いました。

ここで繰り出したものがzoomを使った「オンライン自習室」でした。

携帯で自分の手元を映し続けてもらいながら、学校が授業を行っている時間帯は最低限自習をさせたのです。

ちゃんとやっているかは正直言って分かりませんでしたが、少なくとも6時間は携帯でゲームが出来ないことは間違いありませんでした。

これは隠れた狙いだったのです。

そんなこんなで休校期間はなかなか忙しかったことをはっきりと思い出せます(笑)

最終的に一か月半この状況は続き、この間は一切お金をいただかずにこの活動を続けました。

あの苦労を思うと本当に今は恵まれています。

どうすれば生徒たちの成績を上げるのか?を考えて、そのための行動がとれるのですから。

この有難みをともすると忘れがちなのでたまに思い出さねばと思う今日この頃です。