こんにちは!ヨメです。私には甥っ子がいますが、彼が1浪して、来春の志望校合格を目指すことになりました。そして、この4月から我が家で居候することになりました。
先日、その甥っ子が予備校から出ている宿題プリントに対して「こんなに書かせるなんて、効率が悪い。書く意味がない」と、とある英単語・熟語の宿題にケチをつけていました。
どんな宿題なのか見てみると、いたって普通。英単語の横に日本語で意味を書く。英熟語は日本語を英語に直す。
彼が言うには「英単語を覚えるのには赤シートで見て覚える。書くなんて非効率」とのこと。
そこで私は「とりあえず、1枚、出来るかどうか書いてみな」とやらせてみました。
書いてみると、うろ覚えだったものが、いくつもあることがハッキリしました。例えば、「amuse」は「(~を)面白がらせる、楽しませる」ですが、彼は「楽しむ」と覚えていました。これだと、なにが(誰が)面白いのか意味が変わってきます。
書く事って、しっかり頭にないと、出来ないんです。
彼の気持ちは分かります。塾でも良くあることです。「こんなの意味ねーよ」「これをやる意味ってあるんですか?」という生徒。(最近はほとんどいませんが、開校当初はよく言う子いました)
でも、「これって意味ない」と思いながらやる事が、意味がない。非効率です。
「意味がない、無駄だ」と思いつつやると、脳みそは受け付けてくれません。逆に好きなことは、すぐに覚えられますよね!
その宿題は1週間前に出されたものらしく、あと2日で提出期限とのこと。彼が「無駄、非効率」と思ってウダウダしている間に、「覚えるぞ~」と取り掛かっている他の子は、おそらく何周か復習し、意味を覚えていることでしょう。
他塾の先生もよく口にすることですが「素直な生徒は伸びる」です。本当にそうです。効率の良さなんて追及している間に、手を動かしましょう。室長とも話していましたが、受験勉強って昔も今もさほど変っていません。
受験はゲームと同じようなもので、「やるべきことを、期日までにクリアできるか」だけです。面白がった方が得です。(そんなに簡単なものではない!という声ももちろん分かります。私もそうは思えずに1浪したので(笑)。)
タブレット学習など様々な便利なツールは出ています。でも、最終的には自分の頭に入っていて、それを瞬時に出してこれるか?それだけです。そのために、何度も反復するのです。
何度も書きますが、気持ちはめっちゃ分かりますよ。でも、「合格を目指す」と決めたなら、やるべきことを面白がってやって欲しいなと思います。
勉強に限らず、意味があるか無いかって、その時点では分からない事がほとんどだと思います。大人になってから、しみじみ感じるものなのではないかな~。