マラドーナを偲んで

今回は塾とは全く関係ない内容です。
どうしても書きたかったので書かせていただきます。
申し訳ございません。

去る11月25日にディエゴ・アルマンド・マラドーナ氏が60歳でこの世を去りました。(普通の人の場合は、若くしてと言う表現になるのでしょうが、彼の場合はちょっと違う気がします。それくらい波乱万丈なイメージがあります。)

私にとってマラドーナの存在はあまりに大きく偉大なため、このニュースは未だに信じたくないものです。恐らく私の世代でサッカーを愛する人は例外なく大きなショックを受けているでしょう。それほどマラドーナのプレーは魅力的で神がかっていました。

特に自分が小学校5年生の時にメキシコで開催されたワールドカップはマラドーナのための大会と言われるほどでした。

当時は今ほどサッカー中継が充実しておらず、録画放送を生中継さながらに楽しんでいられるほど牧歌的な時代でした。文字通り画面にくぎ付けになりながらマラドーナのプレーを見ていたものです。

中でも圧巻だったのがアルゼンチンvsイングランド。この試合でマラドーナは「神の手」と「5人抜き」という二つの伝説的なゴールを決めました。

マラドーナの魅力は何と言ってもサッカーの技術もさることながら、「反逆性」にあったと思います。薬物に手を染めた過去があっても、ナショナルチームの監督を任せてしまうアルゼンチンという国の懐の深さも魅力的です。一度は行ってみたところの一つです。

誰しもそれぞれにとってのスーパースターはいるんじゃないかと思いますが、私にとってのそれは間違いなくマラドーナでした。ご冥福をお祈りします。

※因みに先日、小5のサッカー少年のNくんに「マラドーナって知ってる?」と尋ねたところ、申し訳なさそうに「知らない・・・」と答えてくれました。
The Times They Are A-Changin’ですね(笑)