先週のことですが、9/29(金)は国府中の小テスト週間の最終日であると同時に今年は中秋の名月でもあったのでした。
一月くらい前にたまたま伊豆でペンションを営んでいる旧友の水野君から教えてもらったのです。
大室山の頂上から月を愛でる観月祭なるものを催すとのことを。
頂上まで人々を運ぶリフトは普通は17:00までなのだそうですが、この日だけは19:00まで動かすのだそうです。
今までに何回か登ったことがありましたが、あそこからの眺めはなかなか良いのでした。
これはまたとないチャンスです。
タイミングも悪くないので行くことにしておりました。
一週間前くらいから何だかそわそわしておりまして、当日はそわそわのピーク!
うちのマンションの位置からは大室山を遠くに眺められるのですが、この日はかなり雲が出ていることが見て取れました。
嫌な予感…
雨は降っていないので一縷の望みに賭けようと一路、伊豆に向かいました。
天気は悪くないのですが、なかなか雲はなくなりません。
そんなこんなで16:00前くらいに大室山の駐車場に到着しました。
曇っています…
おまけに雨粒がかすかに降っているような…
わざわざ伊豆まで来て、お月様が見られない可能性が非常に高まりつつある中、我々がとった行動はいたってシンプルでした。
取り敢えずリフトで上まで上がることです(笑)
この時点でかなりの諦めムードが頭の中で渦巻いていました。
頂上をぐるっと一周している間(ものの15分くらい?)に雨はまずまず本格的に降り始めました。
取り敢えず屋根のある所に避難していると背後から声が…
「機材の撤収を手伝ってもらえる!?」
水野君でした。
リフト乗り場で会った時にはまだのんびりとした雰囲気でしたが、既にそんな表情は無くなり落胆と焦りの表情が見てとれます。
これは全力で手伝わねば!
ちょっとしたライブ演奏をするためのセットを大急ぎで屋根があるところまで運びながら我々はまずまず濡れていました。
このまま体を冷やしながら望み薄の名月を待つか、早めに帰るか?
ちょっとした決断を迫られましたが、後者を選ぶことにしました。
理由はいくつかありましたが、やはり体調を崩すことを最も恐れたのです。
そんなこんなで後ろ髪をひかれつつ帰ってる途中で一瞬月が顔を見せたことはせめてもの救いでした。
一年間楽しみにしていた人たちが少しは報われるべきなので。
取り敢えずまた別の機会に水野君のところには泊まろうと思います。