テストを受け慣れていない小学生は空欄がいくつかあるままでテスト終了を迎えがちです。
恐らく彼らの言い分は「分からないから書かなかったー」で、大人はそれに対して「取り敢えず何か書きなさい!」と言ったりします。
このようなケースはどちらかと言うと私は子供の意見に賛成です。
当てずっぽうで書いたところでほぼ当たりませんから。
見苦しい悪あがきをするぐらいならば、事前にテストの準備をするように子供たちには常日頃から言っておきたいところです。
事前に準備が出来ている前提でもう少し進んだ話をします。
「見直し」についてです。
「見直し」は言うほど簡単ではありません。
小学生に「見直ししてねー」って言うだけだと、30秒くらいで「終わったー!」となります。
いやいや、見直しはそんなに簡単に終わらないよー(笑)って言っても彼らは真顔です。
「なんで?」と言った感じで。
見直しは、自らを疑う作業です。
本当に当たってるのかな?
小学生にとって自分を疑うなんてなかなか高度なスキルかもしれません。
「おれ!できてるよ!」と誇らし気にしている少年はなかなか客観的に己のテストを見直すことが出来ないのです。
「ひょっとしたら、間違っているかもしれない」と考えて全てを見直すためにはある程度の時間的余裕も必要です。
したがって「見直し」は私たち大人が軽く考える以上に子供達には簡単ではありません。
この辺をきちんと伝えて理解させることが遠回りなようで実はとても大事なことだと考えます。
ひょっとしたら自分は勘違いをしているかもしれないと思えることは生きていく上でも重要なことだったりします。
客観的に物事を見るクセを学習を通して身につけてもらいたいと考えて日々子供たちと接している次第です。
今日も笑顔で子供たちと向き合います!
※一昨日の夕暮れ時がとても綺麗でした。