教えるということについて

塾をやっている以上、「分かりやすく」教えることはとても重要だと思っています。

ここは追求し続けなければなりません。

ただ、ここで難しいのは「全部教えちゃう」にならないようにすることです。

全然分かりやすくないですね(笑)

例えば小1くらいの子が泣いているとします。

理由を聞くとどうやら迷子になっているようです。

そんな時にどこまでしてあげることが果たしてその子にとって良いのだろう?ということに似ているかもしれません。

頑張ってね~と言ってすぐにリリースする。

一緒になってお母さんを探してあげる。

交番まで連れていく。

等々

パターンは様々かもしれません。

これが正解!ってなかなか難しい。

この場合一番良い方法って何だろう?って考えてみます。

子供の成長にとって最も良い方法は「途中まで一緒に探す」ではないかと思うのです。

もう大丈夫そうかな?って確認した上で子供の目が大丈夫そうであればその場を離れます。

塾で子供たちの分からないところを「教える」時もなるべくそのスタンスでやろうとしているのです。

手取足取り全て教えてあげることは実はその子の成長には結び付きません。

分からない答えを教えてくれるおじさんになることは簡単なのですが、そこをグッと堪えて彼らに考えさせることが非常に重要なのです。

「どうすればこの問題を解決できるのか?」を考えさせることの重要性を最近特に感じています。