善は急げ

もう本当にお節介なのは重々承知の上で書かせていただきます。

ここ大磯の地で個別学習のセルモ大磯国府教室をスタートさせていただき、お陰様で3年が経とうとしております。
振り返るともう本当に様々な事がありました。

たくさんのお言葉を頂戴しました。

その中でもよく耳にしたものに「中学になってから入るってさ」があります。

何のことかと言いますと…

例えば、小5のあるお子さんが「○○ちゃんがセルモに入りたいみたい」と言ってくれます。

「あ、そうなんだ!誘ってくれてありがとう!」となります。

でも、よくよく聞いてみると「今はまだで、中学になってから入るってさ」

もちろん一概には言えません。

言えませんが、高確率でもっと早く来てくれていれば良かったのにね…と言うパターンが多かったのです。

お母さんは塾に行かせたいけれど、本人が嫌がっているとか。

小学校のテストが70点くらいだからまぁ大丈夫かな?とか。

小学校のうちはのびのびさせてあげた方がいいでしょうとか…

本人が塾を嫌がっているけれど、学校の勉強には遅れていなければ問題はありません。
本人が塾を嫌がっていて尚且つ勉強の遅れがる場合は要注意です。
先延ばしにしても状況は好転しない可能性が高いです。
特に学力の場合は放っておいても良くはなりません。

また、小学校で70点くらいは結構心配な状況だと思われた方がいいです。
小学校レベルで70点くらいだと中学校では平気で50点とかになります。

塾に週2回来ても十分のびのび過ごせます。
中学受験する場合は全然のびのびできませんが、小学校の内容で取りこぼしの無いようにするための通塾は未来への投資だと思います。

特に算数は遅れない方が絶対に良いです。

より具体的に言うと小数と分数の計算です。
それらが出来ないと必ず割合で躓きます。

その状態で中学校に入ると数学が出来なくて嫌になり、数学を避けるようになります。
その流れだけは避けるべきだと思っています。

数学は少なくとも高校1年までは必ずやらなければならない教科です。
数学が得意な方が様々な観点から良いことがあります。

何年か前に東芝に勤める知り合い(50代)から言われたことが今でも頭から離れません。

「ワタナベさん、数学は本当に大事だよ。因数分解が仕事に活きるんだよ!」

その人は東京理科大の数学科を卒業していて、数学の専門家と言っても差し支えないと思われます。
一見、実生活に関係なさそうでも、実は数学的な頭の使い方が仕事に滅茶苦茶活かされてるんだという話を力説されていました。

それはとても興味深い話でした。

因数分解が仕事に活きるだなんて、あまり考えないかもしれません。

ところが実際、企業で働いてきた人生の先輩の口からしみじみと聞かされた言葉には途轍もない説得力がありました。

その方はこうも言いました。

「ワタナベさん、とにかく子供たちに数学をきちんと教えてあげてください」と。

善は急げ、なんて言うと偉そうかもしれません。
少なくともお子様にとって有益な場になるように努力してきましたし、これからも努力していきます。

今日も笑顔で子供たちと向き合います!