先日、平日の休みを使って江之浦測候所と言うところに初めて行ってきました。
存在は10年前くらいから認知していましたが、一体そこが何の施設なのかはよく分かりませんでした。
ラジオか何かでそこが美術家の杉本博司氏が長い年月をかけて構想して作り上げた「場所」であることを知ります。
基本的には予約しなければ入れないこと、時間制であることなど少々敷居が高そうな雰囲気も感じつつ興味が徐々に湧いていった次第です。
去年たまたま三島で出会った素敵なお店で働かれていた方とお話ししていた時に「江之浦測候所が素晴らしかった」と言われてこれは必ず行かねばと思っていて遂に行けたのですが…
基本的には展示物は野外なので天気が良いことが何よりも大切だと思っていたところ、とても良い天気に恵まれました。
よく分からない状態で敢えて行ってみたのですが、結論としてはとても良い場所だと思います。
人によっては全然気に入らないかもしれないですし、感想はバラバラだろうなぁとは思いますがそこが良いのだと思ったのです。
優れた芸術作品にはそれぞれが考えるための「余白」が残されていると思うのです。
万人がここがいいよね!と思える分かり易さも時には必要ですが、こと芸術においてはその逆の楽しみがあるといいなぁと私は考えます。
今回は複数人でいきましたが、次回は一人でじっくり行きたいと思ったのでした。










