適度な距離感を保つことの重要性

こんにちは!ヨメです。最近、私は授業に出ておりません。

理由はいくつかあります。1つは高校が決まった旧中3生がごっそり卒塾したので、単純に授業数が減ったため。

もう1つは、今現在、セルモ大磯国府教室に通って下さっている生徒さん(特に中学生たち)が、授業中、自分で学習を進めることが出来るためです。

もちろん、今でも宿題をサボってしまったりする生徒がゼロって訳ではないですが、せいぜい1~2人です。

過去にも書きましたが、開校当初は室長と私の2人で授業に入っても、とても大変でした。立ち歩く(ありえん)、寝っ転がる(もっとありえん)、宿題をやってこない、出来ないところが出てくると不貞腐れる(笑)。今より、授業数は少なかったのに、てんやわんやでした。

それに比べて、むしろ現在は、私がくっついていると、過剰な手出し口出しをしてしまうので、室長一人で授業をしてもらっています。

ある大手学習塾の社長も言っていましたが、手取足取り教える事は決して良いことではないんです。

これも以前にも書きましたが、一方的に教えられたことは定着しにくい。学校では先生に教えてもらっていますよね。

教わった後に、自分一人で問題が解けるかどうか解く、解けないとしたら、悩む。悩んだ末に分からなかったら、やっとフォローしてもらう。

本人の試行錯誤なしに、定着はしないのです。

そうじゃないと、結局、また同じように教わっても、脳みそをスルスル~っと言葉が過ぎ去るだけ。

私はどうも、せっかちな性格もあり、室長よりも「出来るのを待っている」というのが少しばかり苦手。つまづいている生徒に「どう?難しいかな?一緒に考えようか」と聞いて、説明したくなってしまいます。

これって、よくよく考えてみると、親子関係、夫婦関係も同じですね。

昨年、我が家で居候浪人していた甥っ子くんが、この春から関西の大学に行くことになり、初一人暮らし開始。それに伴って、母親(私の妹)は5泊6日で、息子の新生活の手伝いに行っています。

自炊をしたこともない甥っ子くんなので、調理実習的なことを行ったり、快適に暮らせるよう家具やら家電やらを揃えあげている様子。

これ、私からすると「過剰」。一人暮らしの初めは不足な物だらけで、そのうちにだんだんと整えていけば良いし、無ければ無いなりの工夫をすべきだと思います。不便を味わいながら「親元ってなんて有難いのだろう」ち実感すべきなんですよね。

でも、やはり親からすると、可愛い我が子の「初一人暮らし」は心配でたまらないようです。

居候時代は目に付けば、私も手をかけてしまっていましたからね~。そう、目につかないように距離を保つことって、非常に重要です。

夫婦関係も然り。朝から晩まで室長(私のダンナです)と同じ空間で仕事をしていると、仕事のやり方の違いでぶつかる事が多いのですが、見えなければそういう衝突もありません。

今は室長が健康でしっかり仕事に集中できるように生活面でのサポート役です。特に今月半ばには室長の両親が私たちの住まいと同じマンションに引っ越してくるので、私はそれらの手続きを全てやっています。

適度な距離を保ち、見えない時間を作ったり、時には話を聞いてみたり。がちがちに管理されなくても、それぞれの持ち場でそれぞれの役割を頑張れるようになることが、大人への一歩でもありますよね!